中国人のために創られたラオスのカジノ街 犯罪頻発で廃墟化 組み合わせ

山の上のラオスカジノ 267837

アクセルを絞る。風景が流れていく。右手は滔々たるメコンの流れなのである。その向こう、対岸にはラオスの大地が広がっている。国境に沿ってバイクで走っているのだ。僕にとってはどんなツーリングルートよりも胸躍る道といえる。  静かに鳴動するメコンの両サイドは森や畑が広がるばかりだったが、突如として建物が増え、市場が広がり、開かれた駐車場にはツアーバスまで停まっているではないか。小高い丘の上には黄金の仏像が鎮座している。ここだろう。僕も駐車場にバイクを乗り入れた。  このポイントがゴールデン・トライアングルの中心地らしい。なかなか賑やかな観光地じゃないか。その昔はここでも、アヘンの売人なんかがいたのだろうか。メコンを越えてヤクを密輸する人々がはびこっていたのだろうか。少なくとも表向きは、この地域でのケシ(と、ケシから製造されるアヘン、ヘロイン)の生産量は激減した。アメリカはじめ国際社会の圧力が高まったからだ。とくにタイ側では「オピウム(アヘン)博物館」なる施設もあるほどで、麻薬で名を馳せた時代は過去に封じたいという意思を感じる。ミャンマーではケシはまだ一大ビジネスとなっているようだが、少なくともタイは、ここを観光地化するほど健全になっている。  ゴールデン・トライアングルTシャツを売る屋台に観光客が群がり、かのインペリアルやアナンタラといった高級ホテルまで並ぶ。メコンを望むレストランはタイ人で混み合っている。もちろん大麻入りジュースなんか売っているわけではない。そして博物館の近くから小さな山を登っていくと、こちらにも寺があり、境内の奥に向かえば……ぱっと視界が開けた。  メコンと大地とが、はるか眼下だ。そして見よ、手前は我らがタイランド、左手に浮かぶ岬のような突端はミャンマー領、右手の河岸はラオスなのである。まさしくゴールデン・トライアングル。一度は見たかった光景だ。この美しき三角形を見ているほうが、ケシよりもはるかにキマるではないか……。僕は小一時間も、3国とメコンとを眺め続けた。まるで天下を取ったような気分だ。

その他の辺境・秘境の旅

写真拡大 全2枚。 東南アジアで唯一、海のない ラオス の風景は、山と田畑ばかりだ。日本の本州と同等の面積にもかかわらず、人口が約万人と少ないため、国道を走っていても滅多に集落を目にすることがない。

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現在のラオスの基礎となるランサン王国が14世紀に都をおいたルアンプラバンは、お寺が多く「仏都」とも呼ばれる。南国の濃い緑に囲まれたこぢんまりとした町である。国民の大半は仏教徒だ。ラオスの国花、白いチャンパ(ラオス語でプルメリアをさす)や鮮やかなピンクのブーゲンビリアが咲く細い通りを毎朝、濃い橙色の法衣をまとうお坊さんたちが托鉢 たくはつ に歩く。私もホテルの近くの屋台でキップ 約円 で「買った」糯米を手づかみで喜捨した。スマホを抱えた旅行客がお坊さんの列を追いかけている。 ここでも、中国国境から首都ビエンチャンへとつなぐ鉄道 約キロ の建設が佳境を迎えていた。ラオスの建国記念日である年12月2日の開業を目指す。起工式からわずか5年で完成させる突貫工事だ。最高時速は旅客がキロ、貨物がキロ。現在バスで1日以上かかるところが、3時間から4時間まで縮まる。ラオスを代表する観光地の古都ルアンプラバンが寄せる期待は大きい。起工式は首都のほか、ここでも行われた。

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